京表具スケープ2012 - 村松英和デザインのBLOG

facebookにはすでに告知をしておりましたが、こちらでもお知らせをしなくては！

今週月曜日からすでにスタートしております寺町商店街のギャラリー「ギャリエヤマシタ２号館１階」にて「京表具スケープ展2012」が開催されています。

こちらの展示会は昨年もお手伝いさせていただきました。
こちらが去年の記事です→
http://d.hatena.ne.jp/yururilife/20111025/1319516463

この展示会はまさしく次世代を担う若き京表具師さんたちの作品展です。

今年は本紙を京都在住で小学校図画工作教科に収録など実力派書道家として現代書アートシーン最前線で国際的に活躍されている書家「祥洲氏」ならびに氏が主幹する「墨集団　翔Sho」のプロ書家から五十棲環氏、HILOKI氏、福田匠吾氏に揮毫いただいております。

印刷物は、今回の本紙の強く、時にしなやかな書の印象に対し、表具を代表する屏風をアイコン化し整然と並んだ風景を描きました。その振れ幅の大きい表現が共存する様が今後の若き表具師様の進む方向と重なるようなイメージとなればと思いデザインしました。
また、紙面は今回の本紙作品に合わせ「黒」の濃淡、細い太いのみで表現し、一つの屏風アイコンを落款に重ね合わせ、朱色にすることでアイキャッチとなるよう考えています。

展示空間は上記グラフィックデザインを壁に見立て、屏風が鳥や蝶のように羽ばたいているようなポジティブでフレッシュな印象につながるようなしつらえとしました。通りに面してガラス張りのギャラリーなので印象的でかつ奥のスペースへ誘うよう照明と配置としています。

何はともあれ百聞は一見にしかず。お近くに来られる際は、ぜひお越し下さい！

『京表具スケープ２０１２』展
会場：ギャリエヤマシタ２号館１階
京都市中京区寺町通り三条上る天性寺前町５３７
11/6（月）‐11/11（日）12:00〜18:00
※ただし最終日は、17:00までとなっております。