手摺と傘

２月にオープンされた「京あめ　クロッシェ　京都本店」さんの入口スロープに手摺を付けることになり、GW中取付けに行ってきました。

オープン後、オーナー様が来店されたご年配のお客様からスロープがこわいという声があったということで、当初の計画にはありませんでしたが取り付けることに。お店に関わらず、計画時には完成後のいろんな可能性を検討するのですが、やはり人の感じ方の違いや実際に出来上がったものを使ってみないとわからないこともどうしても出てきます。

そこで、オーナー様とは店内の素材感と外観の素材感の違いをそのまま手摺にも反映することで一致し、入口のステンレス庇と呼応するカタチでシンプルなデザインのステンレスの手摺をということになりました。その際入口ポーチに置かれていた傘立ての機能を兼ねるカタチをご提案させていただきました。

画像左奥からスロープを上ってくるとその正面の手摺がゆるやかに湾曲していることで（傘がすごく重くて曲がっているわけではありません）、無意識に手摺に傘を掛けていただくというようなデザインとしました。ファサード（お店の顔）のキリッとした表情を崩さず、かつ機能と無意識をカタチにした傘掛けとなりました。

前回告知しておりました第四回二葉葵展にも「京あめ　クロッシェ　京都本店」様に出店いただいております。
お越しの際は、ぜひ愛らしいクロッシェさんの京あめ、手にとってみてくださいね。

「京あめ　クロッシェ　京都本店」
http://www.crcht.jp/

村松英和デザイン

京都市中京区西ノ京小堀池町6ｰ6

TEL/FAX：075-811-7075

HP：http://www7b.biglobe.ne.jp/~hidekazooooo/