「座る」と「置く」 - 村松英和デザインのBLOG

少し前になりますが、『クロッシェ京あめ本店』に什器を追加納品致しました。

求められていたのは、「座る」ことと「置くこと」。
「置くこと」とは例えばレジ横に設置した際は、荷物置きとして、またちょっと来客の際のお茶置きとして。

コンパクトでシャープな印象を受ける空間を和らげる存在となる什器を考えました。
適度に丸みのあるフォルムはどことなく京あめを想起します。

天板の形状は、卵型でも丸型でも真ん丸でもなく、ちょうど台形を角丸にしたようなフリーハンドの曲線で出来ています。
その少し歪んだ形状により、表情が生まれます。まっすぐでも真横でもない、ちょっとナナメを向いている、そんな表情です。

そのちょっとナナメが座るとちょっとナナメに視線が行き、自然とコンパクトな空間全体を見わたせる。
またレジ横に設置すれば、自然とお客さんが手荷物を置いていただけるような出っ張り具合（変な例えですが什器から手を差し伸べるようなという感じでしょうか）。

『クロッシェ京あめ』のホームページ（http://www.crcht.jp/）はなんとも涼しげですね。
京都の街中はいよいよ祇園祭りモードです。ちょっとした手土産にぴったりな京あめ。祇園祭りに来られる際に立ち寄ってみてはいかがですか〜。

村松英和デザイン

京都市中京区西ノ京小堀池町6ｰ6

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