下鴨の家　その２ - 村松英和デザインのBLOG

前回に引き続き「下鴨の家」です。

上の画像は玄関部分で、写真からはわからないのですが今回は建物間口いっぱいに細長い土間スペースとしています。これは万が一クライアントが身体が不自由になられた際にスロープ等処理ができるように配慮していると同時に、右手に見える箱状の玄関収納を境に普段使いの上がり口と来客の際の間口の広い上り口として使い分けていただけるように考えています。また、この箱状の玄関収納は玄関から奥の部屋が一望できないように視線のコントロールの役割も果たしています。ちなみにこの収納の中には構造柱が取り込まれています。

一番下の写真の来客用の間口の広い上り口にはクリの木にナグリを施し存在感があり、また足触りもすこぶるよい沓脱になっています。実は玄関ホールの違い棚にも同じくナグリを施しているのですがこちらにアップ出来る枚数制限があるのでこれはまた次回に。

つづく。。