活かす
現在進行中の住宅リノベーション現場。
古い住宅が押し合い圧し合い、ひしめき合っているため工事が進むたびに当初想定していなかったことが出るわ出るわ。
それに伴い当初になかったアイデアも出て定着していくのが、こういう古い建物のやりがいでもあります。
工務店さんと僕で知恵をしぼり出し、住み手さんと共有しカタチにしていく過程は苦しい部分もありますが完成したときはそれが良い想い出になったりします。
住宅の場合は住み手さんのそこに住む!という意思表示(お店の場合はここで商売する!)からスタートし、その場、住み手にあった計画をします。場合によって画像のようなその場にあった材料をどう活かすを考えて、それが自然とその建物の核となるという考え方はとても自然で僕は好きです。ゆかりのない材料をどこかから持ってきて当てはめるとのは違い、気持ちの中でストンと落ちる感覚があり、それが僕の性に合っていてそれを共有できる方への提案は腕のみせどころになるんです。
この材料は一見してわからない一筋縄ではいかないものなんですが、鯨のようになるべく捨てる部分を少なくして使いたいとアレコレ考え中。
計画は解像度が上がり細部のデザインの段階です。たのしみ。
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村松英和デザイン
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