大詰めですよ、学校。
来週明け、いよいよ教え子たちの卒業制作の最終プレゼンテーションです。
卒業間際となるこの時期になると、春の初顔合わせのときからぐっと表情が変わる学生が多いです。
就活をくぐりぬける中で各自がいろいろ悩みながら内定という結果を出し、またまだ見ぬ社会の荒波を眺め、思い悩むと同時にこの卒業制作の最終プレゼンテーションを迎える。
個人的には、学生にモノをつくるプロセスの大事さ・面白さ・難しさを学んで欲しいなあと思って日々学生に接しています。我々の仕事は、クライアントがいて、つくり手がいて、デザインをする我々がいます。この当たり前のことが学生時代にはピンと来ないのは当然かもしれません。でも少なくとも我々の提案で皆の心を動かさないことには何も始まりません。この卒業制作ではもちろんクライアントも仮想ですし、ましてやつくり手のことは考える必要はないと言えばそれまでです。では卒業制作のプレゼンテーションにおいて、各自の力量があるなしに関わらず学生皆にできることは取り組んだ仕事量かなと思っています。そんなことを先週教え子たちに伝えました(もちろん我々の仕事は仕事量だけで評価を受けるようなそんな生やさしいものではないですよ、学生諸君!)。
この一週間の彼らの成長ぶりが不安でもあり、楽しみです。
画像はメールで進行具合チェックした学生の作品。Tくんよ、無断掲載でごめん。
村松英和デザイン
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