撫でたくなる壁
京都は日中ようやく春の日差しを感じられるようになってきましたね。
思い返せば今冬は乾燥期間を必要とする左官屋さん泣かせの雪、雪、雪の冬でした。
そんな中以前こちらで書いておりました住宅の改修は少し前に引渡し完了しました。
今回は戸建住宅のリビング・ダイニング、玄関、便所の壁・天井を全て違う左官仕上げとさせていただきました。
写真の便所だけは建物の北側だったことも影響して非常に乾燥しづらい環境でヤキモキしましたが仕上がってみるとこの上なく趣のある雰囲気に。壁と天井は稲荷山黄土の大津磨き仕上げで美しく深みのある色味と落ち着きのある品のよい艶。思わずなでなでしたくなります(実際なでなでするとさらに艶が増していきます)。
ラフな仕上げがもてはやされる昨今ですが、腕利きの職人さんにスカッと仕上げていただいたものを日常的に触れられる(使う)ということも大事にしていきたいなと改めて思います。
少し先ですが撮影が楽しみです。
ちなみに改装前はこちら↓↓↓(iphoneのパノラマ撮影って現調には便利だなあ)
村松英和デザイン
京都市中京区西ノ京小堀池町6ー6
TEL/FAX:075-811-7075